コンテンツにスキップ
Model VistaModel Vista for Windows ドキュメント

カスタムインストール

IT 管理者は、標準の Model Vista Windows MSI に任意のデプロイ用プロファイル ZIP を指定できます。プロファイルを使うと、複数の PC に共有ライブラリの場所、デフォルト設定、必要に応じてローカルのモデルや背景を配布できます。

カスタマイズする項目だけを含めてください。省略した設定にはアプリのデフォルトが使われます。既存ユーザーの保存済み設定は維持され、ユーザーの設定ファイルがない場合にプロファイルのデフォルトが使われます。

基準となる PC からプロファイルを作成する

Section titled “基準となる PC からプロファイルを作成する”
  1. Windows PC で Model Vista を開き、配布するライブラリと設定を構成します。共有ライブラリには、割り当てたドライブ文字ではなく \\NAS\ModelVista\Models などの UNC パスを使います。
  2. ライブラリ設定を開き、Export Deployment Profile… をクリックします。
  3. ZIP を profile.zip として保存します。
  4. ライブラリだけをカスタマイズする場合は、ZIP からアプリ、カメラ、ターンテーブルの設定ファイルを削除します。DefaultSettings/ModelVistaLibraries.json は残してください。
  5. ZIP と MSI を各インストール先 PC の配布用フォルダーにコピーします。

エクスポートには、未保存の編集内容を含む表示中のライブラリ構成と、現在のアプリ、カメラ、ターンテーブルの設定が含まれます。ライブラリのコンテンツはコピーされず、参照先が保存されます。各ユーザーがアクセスできるパスになっているか確認してください。個人の表示名や表示色、最後に開いた背景、Web カメラのデバイス名、認証情報、ライセンス情報はエクスポートされません。

プロファイルを指定してインストールする

Section titled “プロファイルを指定してインストールする”

画面操作でインストールする場合:

  1. MSI を実行し、インストール先フォルダーを選択します。
  2. Organisation Configuration で Browse… をクリックし、profile.zip を選択します。
  3. Next をクリックします。検証で問題が表示された場合は、ZIP を修正して再度選択します。
  4. Optional Content で同梱の背景とサンプルモデルをインストールするか選択し、セットアップを完了します。

通常のインストールでは、プロファイル欄を空のままにします。アップグレードや修復では、空欄にすると以前インストールしたカスタムプロファイルが維持されます。

無人インストールでは、管理者権限のコマンドプロンプトまたは PowerShell で次のコマンドを実行します。

Terminal window
msiexec /i "C:\Deployment\ModelVista.msi" /qn /norestart MV_DEPLOYMENT_PROFILE="C:\Deployment\profile.zip"

MSI のファイル名を提供されたインストーラーの名前に置き換えてください。ZIP には絶対パスを指定します。SYSTEM として配布する場合は、インストーラーが読み取れるように ZIP をローカルに配置してください。

同梱のサンプルと背景を省略する場合は、次の任意のプロパティを追加します。

Terminal window
msiexec /i "C:\Deployment\ModelVista.msi" /qn /norestart MV_DEPLOYMENT_PROFILE="C:\Deployment\profile.zip" INSTALL_SAMPLE_MODELS=0 INSTALL_BACKGROUNDS=0

同梱パックをインストールするには、0 の代わりに 1 を指定します。コマンドラインで明示した選択は、プロファイル内の同梱コンテンツの選択より優先されます。インストール先 PC には .NET Framework 4.7.2 以降が必要です。

次の項目を ZIP のルートに直接配置します。全体を囲む profile フォルダーは含めないでください。profile.json を含め、すべての項目は任意です。

profile.zip
profile.json
DefaultSettings/
ModelVistaLibraries.json
ModelVistaAppSettings.json
ModelVistaCameraSettings.json
ModelVistaTurntableSettings.json
Models/
CustomerSample.glb
Backgrounds/
CustomerEnvironment.hdr

プロファイルのインポートで受け付ける設定ファイル名は、この 4 つだけです。ランタイム設定ファイル に記載されているその他のファイルは、プロファイルの設定として含めることはできません。正しいフィールド名と version を取得するには、アプリからエクスポートしてください。非対応のフィールド、誤った型、非対応のバージョンは拒否されます。

任意の profile.json で、同梱コンテンツのデフォルトの選択を指定できます。

{
"schemaVersion": 1,
"installBundledModels": false,
"installBundledBackgrounds": false
}

このファイルを含める場合、schemaVersion は 1 にします。それ以外の場合は省略できます。プロファイル ID やリビジョンの指定は不要です。

NAS の参照だけを設定するプロファイルには、DefaultSettings/ModelVistaLibraries.json だけを含めることができます。

{
"version": 3,
"libraries": [
{
"name": "Company Models",
"path": "\\\\NAS\\ModelVista\\Models",
"sourceType": "local",
"useStreamingAssets": false,
"searchSubdirectories": true
}
],
"backgrounds": [
{
"name": "Company Backgrounds",
"path": "\\\\NAS\\ModelVista\\Backgrounds",
"sourceType": "local",
"useStreamingAssets": false,
"searchSubdirectories": true
}
]
}

サーバー名と共有名を実際の名前に置き換えてください。JSON 内ではバックスラッシュを 2 つ重ねます。この例の実際のモデルパスは \\NAS\ModelVista\Models です。

このファイルをローカルの DefaultSettings フォルダーに保存し、その親フォルダーで ZIP を作成します。

Terminal window
Compress-Archive -Path .\DefaultSettings -DestinationPath .\profile.zip

NAS 上のファイルは共有フォルダーに残ります。セットアップ時に NAS がオンラインである必要はありませんが、Model Vista の実行時にはユーザーに必要な共有アクセス権が必要です。

ローカルのモデルや背景を含める

Section titled “ローカルのモデルや背景を含める”

ZIP の Models/ または Backgrounds/ にカスタムコンテンツを追加し、関連ファイルとサブフォルダーを維持します。ModelVistaLibraries.json の対応するライブラリパスには {DeploymentRoot}/Models または {DeploymentRoot}/Backgrounds を使い、sourceType: "local" と useStreamingAssets: false を指定します。

コンテンツフォルダーが自動的にライブラリ項目になることはありません。Model Vista に表示するため、対応するライブラリ構成も含めてください。同梱コンテンツも表示する場合は、{AppRoot}/Models または {AppRoot}/Backgrounds を追加のライブラリ項目として指定します。

インポートされたコンテンツは一般ユーザーが読み取り可能で、管理者が書き込み可能です。ユーザーは Save As を使い、書き込み可能なライブラリに変更を保存できます。

デフォルト、更新、既存ユーザー

Section titled “デフォルト、更新、既存ユーザー”

対応するユーザー設定ファイルがない場合、カスタムプロファイルのデフォルト、同梱のデフォルト、組み込みのデフォルトの順に使われます。指定した設定ファイルはファイル全体として選ばれ、同梱ファイルとフィールド単位で統合されることはありません。

ModelVistaLibraries.json で libraries または backgrounds を省略すると、そのカテゴリの通常のデフォルトを引き継ぎます。明示的な空配列([])は、そのカテゴリにライブラリを設定しないことを意味します。

プロファイルは %ProgramData%\INNOWORKS\Model Vista\Deployment に保存されます。

  • 新しい ZIP を指定すると、以前のカスタムプロファイル全体が置き換わります。省略したカテゴリは、今後の設定ファイル初期化で通常のデフォルトに戻ります。
  • ZIP を指定せずにアップグレードまたは修復すると、インストール済みプロファイルが維持されます。元の ZIP は不要です。
  • 既存のユーザー設定は維持されます。既存アカウントで初回起動のデフォルトをテストするには、Model Vista を閉じ、関連するユーザー設定ファイルだけをバックアップして削除してから再度開きます。Settings Folder で保存場所を確認できます。
  • ライブラリの Reset Default は、インストール済みのカスタムライブラリのデフォルトを使います。他の設定のリセット操作は通常の動作を維持します。
  • 有効な空の ZIP を指定すると、今後の設定ファイル初期化に使うマシンのカスタム設定が解除されます。既存のユーザー設定の削除や同梱パックのアンインストールは行われません。
  • アンインストールでは、デフォルトで保存済みデータが保持されます。対話形式のアンインストールでは、実行ユーザーの保存済みアプリデータとマシンのデプロイ用プロファイルの両方を削除するかどうかを選択できます。デフォルトはデータを保持する No です。インストーラーが NAS 上のファイルを削除することはありません。

アンインストール時に保存済みデータを削除する

Section titled “アンインストール時に保存済みデータを削除する”

Model Vista を終了し、保持したいファイルをバックアップしてください。対話形式のアンインストールで、保存済みの Model Vista データをすべて完全に削除するか尋ねられたら Yes を選択します。同じ選択で次の両方が削除されます。

  • 設定、キャッシュ、ログ、その他の保存ファイルを含む、自分の %USERPROFILE%\AppData\LocalLow\INNOWORKS\Model Vista フォルダー。
  • 共有のカスタムデフォルトと、プロファイル ZIP からインポートしたモデルや背景を含む、マシンの %ProgramData%\INNOWORKS\Model Vista\Deployment フォルダー。このプロファイルはすべての Windows ユーザーが使用します。

今後の再インストールのために両方のフォルダーを保持する場合は No を選択してください。質問は、どちらかのフォルダーが存在する場合に表示されます。両方を削除した後、新しいプロファイルを指定せずに再インストールすると、以前のカスタムライブラリではなく通常のアプリのデフォルトが使われます。

無人アンインストールでは、デフォルトで両方のフォルダーが保持されます。両方の削除を要求するには、個人データを削除する対象の Windows ユーザーとして次のコマンドを実行します。

Terminal window
msiexec.exe /x "C:\Deployment\ModelVista.msi" /qn MV_CLEAR_USER_DATA=1 /l*v "C:\Deployment\ModelVista-uninstall.log"

両方のフォルダーを明示的に保持し、質問を省略するには MV_CLEAR_USER_DATA=0 を指定します。個人データの削除対象はアンインストールを実行するアカウントだけです。SYSTEM やサービスアカウントは削除を選択できません。共有のデプロイ用プロファイルは管理者権限で削除されます。他の Windows ユーザーの個人データと外部ライブラリは維持されます。

データの削除は、アンインストールが成功した後にのみ実行されます。アップグレード、修復、キャンセルまたは失敗したアンインストールでは両方のフォルダーが保持されます。削除を選択するには Windows Installer のロールバックが有効である必要があります。使用中のファイル、アクセス制限、ジャンクション、シンボリックリンクがあると削除できない場合があります。この場合もアンインストールは完了し、MSI ログに user data cleanup did not complete または deployment profile cleanup did not complete という警告が記録されます。アプリを終了し、残ったフォルダーを確認してから手動で削除してください。

  • セットアップで ZIP が拒否される: 全体を囲むフォルダーがないこと、設定ファイル名が対応リストと一致すること、JSON に正しい version があることを確認します。有効な設定を取得する最も簡単な方法は、新しいプロファイルをエクスポートすることです。
  • 既存ユーザーのライブラリが変わらない: ユーザーの保存済み設定が優先されます。新しい Windows ユーザーでテストするか、上記の手順に従って関連する設定ファイルをバックアップして削除します。
  • NAS のコンテンツが見つからない: Model Vista を実行しているアカウントで、UNC パスと共有へのアクセスを確認します。
  • ローカルコンテンツが見つからない: ZIP 内のコンテンツフォルダーと、対応する {DeploymentRoot} ライブラリパスの両方を確認します。
  • 無人インストールが失敗する: /l*v "C:\Deployment\ModelVista-install.log" を追加して、インストーラーログを記録します。ログのフォルダーが存在し、書き込み可能であることを確認してください。